今年はラニーニャ現象が起こっているんだと
学生の頃、地理で習いましたね。
地理なんて選択していないから知らないよ!とかそんなの一般常識じゃない?と思う人もいると思いますが、ちょっと自分の記憶を呼び覚ますための書き出してみる。
ラニーニャ現象って?
ラザニアみたいな名前で美味しそうですが、気象用語(なのかな?)的なやつです。
雑に言えば、エルニーニョ現象の逆の現象。
エルニーニョ現象の方が若干知名度高いですよね。ペルー沖の海水温度が上がって漁業不振になったり、日本では冷夏になりやすいと言われていたりするあれです。
ラニーニャはその逆の現象なので、海水温度は低くなり、日本では猛暑になりやすいと言われていますね。ということなので、今年の夏は覚悟が必要ですね!
なんで海水温度が変わるのか?
風邪のせいです。じゃなくて風のせいです。赤道付近は、東から西に向かって風が吹いています(貿易風というやつ)。この風が強くなると、水面の比較的暖かい(太陽に当たることで温められた)海水が西に追いやられます。すると、その空いたスペースに、したから海水が上がってきます。深いところにあった水は(光が当たらないので)冷たいので、ペルー沖の(表面の)海水温度が下がるわけです。(⇨ラニーニャ現象)
当然、風が弱まると逆のことが起こりますね。(エルニーニョ現象)
なんで風が強くなったり弱くなったりするかというと、、、、、、
その理由はよくわかっていない、と教わった記憶があります。
ちょっと待てよ?
日本だとよく偏西風って聞くけどさ、これって西風だよね?さっき東風って言ったよね?どっちが正しいのよ?と。
これってどれくらいの人が知ってるんですかね?地理を選択していた人は知ってるとして、あとは気象予報士系の勉強したことがある人かなぁ。パイロットとかも知ってそうですね。
ざっくり言うと、
赤道付近は東よりの風
中緯度(日本があるあたり)は西よりの風
高緯度(北欧とかロシアの北のほうとか)は東よりの風
ってことみたいですね。
まず赤道付近は、地表温度が高いので空気が暖められて上昇気流が生まれます。
すると気圧が下がることで(北半球の場合は)(地表付近では)北から空気が流れ込んできます。で、ここがポイント。地球は自転しているので、北から吹いてきた風がどんどん右に曲がって行きます。(不思議!!)となると、南に向かって右カーブですから、西に進むわけですね。ということで東よりの風になります。
問題は次ですよ。
赤道付近で上昇してきた空気は、日本の南のあたりで下降してきます。(なんでそこで下降してくるのかはよく覚えてません。。。)降りてきた風は地表にぶつかって、北と南に分かれます。南に行った空気は先の説明通り、南西方向に進んで赤道の方へ流れていきますね。で、北に吹く風は、偏西風となって北東方向へ進んで行きます。
え、北東ですか?はい、北東です。
さっきは自転のせいで西ほ方へ流れるという説明でした。なんで今回は東なのか?
コリオリの力ってやつですね。Call Of Duty Modern Warfare2をやった方であれば、プリピチャの廃墟と化したマンションの高層階からアンチマテリアルライフルで超長距離狙撃するときに考慮しろと言われたあれです。
よくみる実験でいうと、回転する円盤(北半球をイメージして反時計回り)の上にコインを転がすと、そのコインの軌跡は右カーブして描いている、というあれです。(検索したらすぐに出てくると思います。)
ようは、北半球ではまっすぐ進もうとすると慣性の力によって右に曲がっていく、ということです。水が流れるときに右周りで渦巻きができるとか、台風が右巻きだとかいうのも同じ理由です。(最初からそう言えばよかった。)
南半球だとこれは逆ですね。ご想像の通りです。
最後に高緯度では、曲で冷やされた空気が下降気流となって降りてくるので、南方向の風が吹きます。もう簡単ですね。南方向に吹くので、北東の風になります。
疲れたのでそろそろまとめると、今年は猛暑になるかもしれないので熱中症に気をつけましょう!!とうことですね。
後半はかなりタイトルとずれた内容になってきましたが、色々と思い出すいい機会になりました!